内窓の効果で後悔しない!断熱性と防音性を最大限に引き出す選び方

query_builder 2025/04/18
著者:株式会社サカベ
18内窓 効果

冬になると「暖房をつけても部屋が暖まらない」「窓際の冷気がつらい」と感じていませんか?
夏場も同様に、冷房をかけても外からの熱気で室温が下がらず、光熱費ばかりが膨らむ悩みは多くのご家庭で共通しています。

 

その原因の多くは、窓の断熱性能にあります。住宅の熱のおよそ6割は窓から出入りしており、いくら高性能なエアコンを使っても、窓の断熱対策が不十分では冷暖房効率は大きく下がります。

 

そこで注目されているのが「内窓」の設置です。二重窓化することで空気層が生まれ、断熱性や遮音性、防犯性の向上に貢献。国土交通省によると、内窓設置により冷暖房費を最大3割削減できたという調査もあります。

 

とはいえ、「設置にかかる費用は?」「防音効果はどれほど?」「本当に結露は防げるの?」と不安な点も多いはずです。

 

読み終える頃には、あなたの住まいに内窓を導入すべきかどうか、はっきりとした判断ができるはずです。

 

快適な住まいをつくる内窓リフォームのご提案 - 株式会社サカベ

株式会社サカベは、創業から40年以上にわたり、住宅やマンション、店舗、ビルのリフォームを手掛けてまいりました。お客様のニーズに応じて、内装・外装を問わず最適なプランをご提案いたします。特に、窓や玄関ドアの改修においては、断熱性や防音性、防犯性の向上を目的とした内窓の設置を行っております。これにより、快適で安全な住環境の実現をサポートいたします。お見積もりやご相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。

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内窓の効果とは?基本の仕組みと期待できるメリット

断熱効果で冬も夏も快適な室温を実現する仕組み

 

室内の寒さや暑さに悩まされる多くの家庭で注目されているのが「内窓」の断熱効果です。内窓を既存の窓の内側に設置することで、室内と外気の間に新たな空気層が生まれます。この空気層が断熱材のような役割を果たし、外気の影響を大幅に軽減します。

 

とくに冬場は、外の冷気が直接室内に伝わるのを防ぎ、室内の暖房効率が向上します。暖房をつけても部屋がなかなか暖まらない、という悩みを抱えている場合、内窓の導入によって短時間で室温が上昇しやすくなる傾向があります。一方、夏は冷房効率が上がり、冷気が外に逃げにくくなるため、冷房費の削減にも繋がります。

 

以下は、内窓の種類ごとの断熱性能と効果をまとめた比較表です。

 

内窓のタイプ ガラス構造 断熱性能目安 特徴
単板ガラス+樹脂枠 単層ガラス 低〜中 コストを抑えたい方向け
複層ガラス(Low-E) 空気層あり2枚ガラス 中〜高 一般家庭の断熱性向上に最適
真空ガラス+樹脂枠 真空層を挟んだ2枚ガラス 高〜非常に高 高断熱・高価格、寒冷地向け

 

また、断熱性の向上によって「結露」の発生も抑制されます。結露の原因は、室内外の温度差と湿度により発生する窓面の急激な冷却です。空気層の存在によりこの温度差が緩和され、結果として結露が出にくくなります。

 

特にマンションや集合住宅では、気密性が高く湿度がこもりやすい構造になっているため、内窓を設置することでカビの発生リスクを大幅に低減でき、健康的な室内環境を保ちやすくなります。

 

さらに見逃せないのが、光熱費の削減効果です。環境省のシミュレーションデータでは、東京都内の戸建て住宅において、全窓に内窓を設置した場合、年間の暖房費が約1万5000円〜2万円、冷房費が約5000円程度削減されるという報告もあります。これは断熱性能の高いLow-Eガラスや真空ガラスを選択した場合の平均値で、光熱費の年間トータル削減率は約15〜20%に及ぶケースもあります。

 

内窓の断熱効果は、設置箇所や建物の構造に応じて異なりますが、基本的には以下のポイントで特に高い効果が期待できます。

 

  • 北側の窓:冬場に冷気が侵入しやすいため断熱強化が効果的
  • 掃き出し窓:大きな開口部からの熱損失を防げる
  • 浴室や洗面所:ヒートショック対策として断熱性能が重要

 

このように、内窓は快適な暮らしを実現するための有力なリフォーム選択肢であり、断熱性の向上によって得られる効果は、快適さだけでなく経済的な面にも大きな影響を与えます。

 

防音・遮音性アップで騒音のストレスを軽減

 

内窓の設置には、断熱だけでなく防音効果という大きなメリットもあります。交通量の多い道路沿い、近隣の生活音、工事音、子どもの声など、生活の中で発生するさまざまな「音の悩み」に対して、内窓は有効な対策手段です。

 

防音性能の高い内窓は、二重構造によって外部の騒音を遮断するだけでなく、室内の音漏れも防止する働きがあります。特に、ガラス厚が違う複層構造(異厚ガラス)や空気層が厚いタイプを選ぶことで、音の振動を打ち消し合う効果が生まれ、遮音性が格段に高まります。

 

実際に測定されたデータでは、一般的なアルミサッシと単板ガラスの窓に比べ、内窓を設置することで約15〜25デシベルの音を軽減できるという結果があります。これは「騒音が半減する」と感じるレベルに匹敵し、たとえば幹線道路沿いの車の走行音が、深夜の静かな住宅街レベルにまで低下するというケースもあります。

 

遮音性能に影響を与える主な要素は以下の通りです。

 

防音性に影響する要素 内容
ガラスの厚み 厚みが増すほど、音の振動を抑えやすくなる
空気層の幅 空気層が広いほど、音の伝播を抑えやすい
ガラスの種類 単板よりも異厚複層ガラスや合わせガラスが有利
サッシの気密性 樹脂製の気密性の高いフレームが音漏れを防ぐ
施工精度 隙間やパッキン処理の精度が音漏れの有無に直結

 

また、内窓は「音の種類」によって効果の出方が変わる点にも注目が必要です。たとえば、話し声やテレビの音といった中高音域は比較的カットしやすいですが、低音域の振動音(重機・バイクの低周波音)は遮音しきれない場合があります。こうした音に悩む場合は、ガラスに「合わせガラス」や「防音フィルム」などを追加することで効果を高めることが可能です。

 

防音対策として内窓を選ぶ際には、以下のポイントに注意するとより効果的です。

 

  • 樹脂製のサッシを選ぶ(気密性が高い)
  • 異厚複層ガラスや合わせガラスを選定する
  • 施工時の隙間処理を専門業者に任せる
  • 遮音性の高いカーテンなどと併用する

 

遮音性を高めることで、日々の暮らしのストレスを軽減し、集中力や睡眠の質が向上するという報告もあります。特に都市部や交通量の多い地域に住んでいる方にとって、内窓は快適な生活空間を守る大きな味方になる存在です。

 

内窓の種類と素材の違い

断熱重視・防音重視など目的別に選ぶ内窓のタイプと特徴

 

内窓を選ぶうえで最も重要なのは「何を目的にするか」です。同じ内窓でも、選ぶタイプによって性能が大きく変わるため、断熱性を求める場合と防音性を求める場合では選ぶべき素材や構造がまったく異なります。

 

まず、断熱性能を最重視する場合は、空気層の幅とガラスの性能に注目する必要があります。特に「Low-E複層ガラス」は、太陽光の中でも熱を通しやすい赤外線をカットしながら、可視光は通す性質を持つため、日中の明るさを保ちながらも断熱性能を向上させる優れたガラスです。

 

一方、防音を重視する場合は、ガラスの厚さと組み合わせ、サッシの気密性、そして施工精度がカギとなります。異厚複層ガラス(例 3mm+5mm)、合わせガラス、樹脂製高気密サッシなどが高い遮音性を実現します。

 

以下に、目的別に最適な内窓の選び方を整理した一覧表を示します。

 

目的 最適なガラス構造 推奨するサッシ素材 特徴 向いている設置場所
断熱性向上 Low-E複層ガラス 樹脂サッシ 室温を一定に保ち、光熱費削減に有効 リビング、寝室、浴室、洗面所など
結露防止 空気層付き複層ガラス(非Low-E) 樹脂サッシ 温度差を緩和し、ガラス面の水滴発生を抑制 北側の窓、浴室、洗面所など
防音性能重視 異厚複層ガラス、合わせガラス 高気密樹脂サッシ 騒音や音漏れを大幅に軽減。特に中低音に強い 幹線道路沿い、音楽室、在宅ワーク用部屋など
防犯性強化 合わせガラス+複層構造 強化樹脂サッシ 窓破りや侵入対策に有効 勝手口、1階の掃き出し窓など
DIY重視・低価格帯 ポリカーボネート板+木枠キット 非金属系サッシ ホームセンター等で購入可。断熱性はやや劣るが施工が手軽 倉庫、物置、趣味部屋など

 

内窓の構造を選ぶ際には、以下のような疑問や不安を持つ方も多いですが、正しい知識があれば迷わず選べます。

 

  1. 内窓を設置しても寒さが改善されない理由は? → 窓以外の外壁や床、天井の断熱不足や隙間風の可能性あり。断熱材や気密テープで補強することが重要です。
  2. 断熱と防音を両立したい場合はどうすれば良い? → Low-E複層ガラスと異厚構成を兼ねたガラス、気密性の高い樹脂サッシとの組み合わせで対応可能です。
  3. 自宅のどこに設置すると効果が最も出るか? → 北向きの窓や道路側、寝室や浴室など、温度差や騒音が気になる箇所が優先度の高い設置候補です。
  4. ガラスの厚さはどれくらいが効果的か? → 一般的に5mm以上、または3mm+3mmの合わせ構成以上で遮音・断熱に効果的とされています。
  5. 窓のサイズや形状によって選べる製品に制限はあるか? → 一部の製品は大型窓や特殊形状に対応できない場合もあるため、事前にメーカーや施工業者と要相談です。

 

適切な内窓の選定は、快適な住環境づくりと光熱費の最適化、ストレスフリーな生活の実現に大きく貢献します。製品ごとの特徴を理解し、設置場所や生活スタイルに合わせて選ぶことが、内窓リフォームを成功させる最大のポイントです。

 

内窓設置の注意点と後悔しないためのチェックポイント

効果を実感できない原因とその解決法

 

内窓を設置したのに「思ったほど断熱効果を感じない」「騒音が減らない」などの声が一部で聞かれることがあります。こうしたケースには共通する原因が存在し、それらを正しく理解し対策を講じることが、内窓リフォームの満足度を大きく左右します。

 

まず、効果を実感できない大きな原因のひとつが「空気層の密閉不良」です。内窓と外窓の間に形成される空気層は、断熱・防音効果の要であり、この層が適切に密閉されていないと、外気や音が侵入し、効果が著しく低下します。特に既存の外窓が歪んでいたり、窓枠の寸法にズレがあったりすると、内窓との隙間が生じやすくなります。こうした問題を防ぐためには、事前の正確な採寸と、専門業者による施工が不可欠です。

 

次に、施工不良による問題も見逃せません。たとえば、内窓の建付けが甘く開閉部に微細な隙間がある場合、気密性が確保できず、結露の原因にもなりかねません。結露が続くとカビや腐食、健康被害にもつながるため、見た目の仕上がりだけでなく、実用的な密閉性を重視することが大切です。

 

また、使用した内窓の「ガラス仕様」や「フレーム素材」が適切でなかったという点も、効果が実感できない一因です。例えば、Low-E複層ガラスは高い断熱性能を発揮しますが、単板ガラスではその効果は限定的です。同様に、アルミフレームは樹脂製と比べて断熱性が劣るため、寒冷地などでは特に注意が必要です。

 

以下に、内窓の効果が出にくい主な原因と、それに対する解決策を整理した表を紹介します。

 

よくある問題点 原因 解決策
空気層の密閉不良 既存窓枠のゆがみ、採寸ミス 専門業者による採寸・施工で気密性を確保
施工不良による隙間 建付け不良、パーツ取り付けミス 経験豊富な業者を選定し、施工保証のある業者を活用
不適切なガラス選択 単板ガラス使用で断熱・遮音効果が不十分 Low-E複層ガラスや真空ガラスなど高性能ガラスを選択
フレームの素材が非断熱性 アルミフレームで熱伝導が高い 樹脂製フレームを採用
換気や結露対策が不十分 通気性確保の配慮不足 換気口の併設や結露防止材の導入

 

加えて、内窓設置時には「既存の外窓との相性」も見逃してはなりません。たとえば、外窓が引き違い窓で、かつ気密性が低い製品であった場合、内窓単体では完全な遮音や断熱を実現することは難しい場合もあります。こうした場合、外窓の補修や一部交換といったオプションの検討も有効です。

 

さらに、DIYによる内窓設置も近年人気ですが、採寸や施工における微細なズレが性能低下につながりやすいため、基本的には専門業者による施工をおすすめします。どうしても自分で設置する場合は、ホームセンターやメーカーが提供する高精度のキットを活用し、取り付け方法の動画などを事前に確認することが重要です。

 

まとめ

内窓の効果は、断熱や防音といった目に見えづらい部分で日々の暮らしに大きな違いをもたらします。特に冬場の寒さ対策や夏の暑さ軽減において、室内の温度を安定させ、冷暖房効率を高める点は、多くのご家庭で実感されています。国土交通省の資料によると、窓の断熱改修によって冷暖房エネルギーを年間で最大31パーセント削減できるというデータもあり、経済的メリットも無視できません。

 

また、内窓の設置によって騒音の軽減、防犯性の向上、結露の防止など、複数の悩みを同時に解決できる点も魅力です。とくに二重窓化による空気層の効果は、単なる防寒対策以上に、快適性や健康的な住環境の確保にも貢献しています。防音に関しては、外部からの車の走行音や人の声などが大幅に軽減されたという実例も多く、静かな生活空間を求める方にとって大きな選択肢になります。

 

一方で、効果を十分に得られないケースとして「設置場所の選定ミス」や「サッシの気密性不足」「施工の不備」などが挙げられます。内窓を最大限に活かすには、方角や窓の種類、使用目的に合わせた製品選びと、専門店による丁寧な施工が欠かせません。

 

本記事で紹介した事例や比較ポイントを参考に、ぜひ後悔しない内窓リフォームを実現してください。快適な室内環境と省エネ生活は、今日からでも始められます。

 

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よくある質問

Q. 内窓の効果はどのくらい実感できるのですか?本当に冷暖房費が下がりますか?
A. 内窓の効果は非常に高く、特に断熱性と防音性に優れています。たとえば、複層ガラスやLow-Eガラスを採用した内窓では、外気との間にできる空気層が断熱材のような役割を果たし、室温の安定に貢献します。一般社団法人日本建材・住宅設備産業協会の資料では、窓を内窓にすることで冷暖房エネルギーを最大31パーセント削減できると報告されています。また、冬場の寒さだけでなく夏の暑さにも効果的で、年間を通じて快適な室内環境を維持しつつ光熱費の節約にもつながります。

 

Q. 防音効果は本当にあるのでしょうか?どのくらい静かになりますか?
A. 内窓による防音効果は非常に高く、特に遮音等級T-2またはT-3に対応した製品では、屋外の騒音を10dB以上カットできるとされています。たとえば、道路沿いや鉄道沿線にお住まいの方からは「車の音が気にならなくなった」「夜もぐっすり眠れるようになった」といった声が多く、音漏れや音の侵入に悩む方にとって大きな改善が期待できます。遮音性を重視する場合は、ガラスの厚み(4ミリ以上)やサッシの気密性、施工精度が鍵になります。複層ガラスや合わせガラスを組み合わせることで、さらなる効果も期待できます。

 

Q. 内窓とペアガラスの違いは何ですか?どちらを選ぶべきでしょうか?
A. 内窓とペアガラスは似た性能を持つ一方で、用途や効果の発揮ポイントが異なります。ペアガラスはサッシごと交換が必要で、既存の窓枠を活かす内窓に比べて施工費用が1.5倍程度になることもあります。一方、内窓は既存窓の内側にもう一つ窓を追加するだけなので、工事が最短1時間で完了するケースもあり、マンションなどのリフォームにも向いています。防音性能においては、二重構造で空気層を2重に保てる内窓の方が有利とされています。断熱・防音・費用・施工性などを総合的に検討したうえで、ご自身の目的に合った選択をすることが重要です。

 

会社概要

会社名・・・株式会社サカベ
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電話番号・・・0120-500-136